毎冬、弊社の定番商品にもなりました年賀状と寒中見舞い。
年賀状は、干支に合わせて毎年4~10デザインを製作しています。寒中見舞いは、レギュラーのデザインと新しく製作するデザインを入れ替えながらバリエーションを増やし、現在までに25以上のデザインを製作してまいりました。
弊社デザイナーが何十案もデザイン制作し、その中から選びぬかれ、修正を何度も重ねながらやっとお披露目されます。
この過程でお蔵入りになったものも往々にしてある一方、修正を重ねると全く違う魅力が出てきたため急遽方向性を変更したものもあります。デザインと用紙の相性を見極めつつ、世の中の流行りやお買い求めいただく層を考慮し、使い勝手のよい商品になるよう一つひとつ丁寧に作り上げてまいりました。
また、レギュラーデザインの商品でも、世相に合わせてブラッシュアップを施し、常に皆様が手に取っていただきやすいものへのバージョンアップを欠かさず行っております。
弊社オンデマンドプリンター「Ricoh ProC7200」は、幅広い素材への印刷が可能なスペックを持っており、また、印刷品質も高いレベルを維持できる高性能プリンターです。その広い汎用性のおかげで、どの素材でも印刷してしまうのですが、エシカルな素材は通常の紙素材にはない特性があるため、印刷の難しさに試行錯誤の連続でした。
メーカ―主催の印刷セミナーに参加し、一から設定を勉強しつつ、時にはメーカーの技術師の方を交えながらエシカルな素材への印刷に取り組んでまいりました。
印刷会社と遜色ないオンデマンドプリンターを導入している「デザイン事務所」は希少であるという自負のもと、真摯にエシカルな素材への印刷を挑戦してきたことが功を奏し、2021年には発売開始の30倍の売上を記録しました。お客様からのお声の中には、『印刷にこだわっていることもあって、印刷がとてもきれい!』とお褒めの言葉もいただいております。
また、弊社オンデマンドプリンター「Ricoh ProC7200」は、通常カラーのCMYKの他に、特別カラーとして「ホワイトトナー」と「シルバートナー」が使えるので、素材と色の組み合わせに対する様々な試みも行ってまいりました。
白の素材にあえてホワイトトナーでオブジェクトを印刷したり、シルバーに他の色を混ぜて幻想的な色合いを表現したり、ビビットな色味を全面にのせたり逆にペールカラーやくすみ色をデザインに取り入れたりと、印刷の観点からも“遊び心”をふんだんに取り入れおります。
お客様が手に取って楽しい、美しい、面白いと感じていただけるものを中心に製作しております。